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院長のひとりごと コラム > 電子カルテを導入しました!
2009年10月20日

電子カルテ昨今の機器や技術の進歩はまさに日進月歩。かつて安倍内閣でも「イノベーション(技術革新)」なる言葉も出てくるほどで、医療を取り巻く分野も様々な機器 が登場しております。そのような中、少しずつ普及し始めているのが「電子カルテ」。都会のビル診療を行っているクリニックなどでは、カルテの保管場所を必 要としないことから重宝がられているようです。

  もう6~7年くらい前になるでしょうか。私が大学病院に勤務していた頃、母校が国内初の大学病院への電子カルテの導入を行いました。当初、賛成派では なかったのですが医局の電子カルテ担当となってしまい、あれこれ覚えさせられたり、医局員に指導したりと結構大変だったことを覚えています。そして、後に 何の因果か電子カルテの学会でシンポジウムのシンポジストまで仰せつかったり、と色々な経験をさせていただきました。
  そんなこんなで、電子カルテの使用経験があったもので、開業後もいずれ電子カルテの導入は漠然と考えていたのですが、この度開業3年目にして電子カル テをついに導入してしまいました。概要は分かっていたため、「大変だろうな」と思いつつも「何とかなるだろう」と楽観視していたところもあり、始めてみた らこれまた大変!あれをこうして、どうして・・・とか、これのやり方はああして、こうして、アレ?うまくいかない!など診療のペースも当初なかなかつかめ ず、久々にとても大きなストレスをかかえる日々でした。

  しかしまあ、前述した電子カルテの経験があったせいか、2~3週間で流れも形になりつつ、院内のスタッフも結構速く慣れてくれたように感じます(皆、 若いから吸収が早いのでしょうか!?)。よく通院されている方の入力などはとても便利になったと感じますが、以前検査を行ったか?とか、前に飲んでいたお 薬は何か?などは紙のカルテの方が、パッと開いて分かるところがあり、今後の課題といったところです。

  電子カルテにするとよく「先生はパソコンばかり見て、患者の顔を見てくれない!」といった意見が多くなると聞いたことがあります。私も最初は入力する ことに精一杯なのと、紙カルテと照らし合わせながら紙→電子カルテへ移す作業も必要で、さらにこの患者さんは何で来られているか?どんな薬を使っていた か?など短時間に情報を把握しなければならず、患者さんの顔を見るどころか、おっしゃっていることすら耳に入らないような状態で何ともお粗末な限りでした (その頃に受診していただいた皆さん、ゴメンなさい)。私の入力端末は、タッチペンを主に使うタイプのものを入れたのですが、使用頻度の高い単語を色々登 録したり、PCを斜めに配置したりなどと患者さんに顔が向くよう工夫を色々試しながら、電子カルテと格闘している毎日です。大変なことがまだ多い状況です が、受付から診察までの流れ。そして診察終了からお会計までの時間は早くなってきており、これは電子カルテにしたメリットだと感じています。

患者さんとフェース トゥー フェースでクリニックならではのお付き合いをしていきたいと思っておりますので、皆さん、これからも宜しくお願いいたします。