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院長のひとりごと コラム > 節電の夏、グリーンカーテン
2011年10月06日

節電の夏、グリーンカーテン 今年は震災後の計画停電に始まり、夏は節電に終始した夏でした。この冬は夜の電気需要がひっ迫するのでは!という声も聞こえますが、とにかく流行語大賞にノミネートされるのではと予想されるほど「節電」という言葉を聞かない日はない夏でした。
当院でもこの夏、昨年比で約30%の電気使用量の削減に成功をすることができました。
(但し、かなり蒸し暑い中ガマンして職員一同仕事した時期もありましたが・・・!)

 そこでこの夏、節電対策としてグリーンカーテンを作ってみようと5月頃に思っていたところ、私が校医をしている一条中学校の学校健診に伺った時のことでした。
校長先生とお話しをしていたら、「今年、うちの生徒がアサガオの苗を地域の方々にお分けして、グリーンカーテンとして育ててもらおうという試みを予定して いる。」とお聞きし、「先生のところでもどうですか?」と聞かれ、ちょうどドンピシャな話しでしたので喜んでお受けしました。 一条中学校で行われている「大いちょうプロジェクト」の今年の運動として「希望のあさがお運動」と称し行われたもので、後日プロジェクトメンバーの生徒さ んが当院へあさがおの苗を持ってきてくださいました。

 早速、翌日にあさがおの苗を診察室南側に植え、窓の前にネットを張りました。アサガオ観察は思えば小学生以来のこと。日々ツルが伸びていき何と成 長の早いことか!子どもの頃はこんなに早いとは感じませんでしたが、年をとって時間の経過が早く感じるようになったのかとも思い、オッサンになったなと再 認識するのでありました。 調度子どもが保育園でアサガオをプランターに蒔いた時期も重なり、保育園と当院の2か所のアサガオ観察をする結果となりました。 ネットには程良く日差しを遮るようにツルが伝い、沢山の花を咲かせました。ネットの高さでは伸び足りないアサガオは排水管など他に絡める所へと進展し、ツ ルの最上端は何と4F付近まで伸びてしまいました。休日に眺めていると、シジミチョウが蜜を求めて何匹もアサガオの周りを漂っており、街中に自然を感じる ことができて心の和むひと時でした。

 

  やがて花は咲き終え、種の詰まった果実があちこちに見られ、来年のために種を採取し初めて挑戦したグリーンカーテン作戦は無事終了しました。
一仕事終えたアサガオは抜き取りましたが、上へ上へと伸びてしまったツルは刈れなかったので宙ぶらりんな状態ですが、今日(9/28)、まだ1輪の花が咲いていました。

 来年は当院で取れた種をまた新たな人たちにお分けして、一条中の生徒さんが今回広げたアサガオの輪を更に広げる役にたてたらと思っています。

  以下に今回一条中学校にてあさがお運動を展開された趣旨につき、いただいた文面を全文掲載致します。

「希望のあさがお運動」への協力について

「希望のあさがお運動」への協力について 一条中学校では、平成20年度に3年生の1クラスが宇都宮空襲により一度は焼けて枯れてしまったと思われた大いちょうが奇跡的に復活したことを学習する 過程で、平和の尊さといのちの大切さを学びました。そして、このことを後世の人々にも伝えていく必要があると考え、「大いちょうプロジェクト」をはじめま した。

 1年目は、空襲体験者の講話や大いちょうの苗づくり、文化祭での発表などを行いました。2年目は、講話や文化祭での発表をはじめ、苗の頒布、小学校での研究発表、代表による宇都宮市平和のつどいへの参加など活動を拡大してきました。

 本年度は、これらの活動に加え、小中一貫の活動としての小学生との交流活動や「希望のあさがお運動」を展開しさらに広げていきたいと考えています。そんな中、本年3月11日の東日本大震災が起こりました。
それはわたしたちも初めて体験する恐怖でした。またそれは戦争に匹敵する悲しいできごとともなりました。わたしたちは、このことで平和や命の尊さを改めて 考えさせられました。そして「わたしたちにも何かできないか」と考えた結果、省エネや心のケアといった点で、あさがおの苗を育てグリーンカーテンとして育 てたり、家や道路の脇で花を楽しんでいただいたりすることで協力できるのではないかと考えました。
幸運にも、昨年から、一条中学校では、中庭にグリーンカーテンをつくり、ゴーヤやあさがおを植えていました。それを校長先生方が種を取っておいてくれたと聞きました。そこで、この話を先生に話して種をいただき、苗を育ててきました。

一条中大いちょうプロジェクトメンバー代表 塚越 茜  この苗をできれば育てていただき、きれいな花を育てていただき楽しんでいただきたいと思います。そして、種ができたら収穫いただいて、来年さらにたくさん の場所で、たくさんのあさがおの花が育てられたらうれしく思います。またそのことで、それを見た人々に喜んでもらえたり、心休まるようになってくれたりし たらと思っています。

 わたしたちの運動にぜひ協力いただいて、花を咲かせていただければありがたいと思います。ご協力よろしくお願いします。

一条中大いちょうプロジェクトメンバー代表 塚越 茜