院長のひとりごと コラムcolumn

新型コロナウイルス感染症
掲載日:2020/02/14

平成は自然災害が多かったと振り返られましたが、令和のスタートはまさか感染症とは驚くばかり…。しかし、その結果今年のインフルエンザは例年に比べ感染者数は少ない印象です。皆さん、手洗いやマスクへの意識が高いのでしょう。しかしマスクは品不足で、暖冬の影響から飛散開始が早まった花粉症に対してもマスク不足は症状の増悪につながりかねません。

まだ、実態が十分に把握の出来ていない新型コロナウイルスですが、2月11日WHO(世界保健機構)は正式にCOVID-19と命名しました。これはColona Virus(コロナウイルス) Induced(引き起こした) Disease(疾患)の頭文字をとったもので、WHOへの初めての報告が2019年だったことから19が付けられたようです。

新たな感染者など不安を煽る報道ばかりの印象も拭えませんが、2月1日に指定感染症と定められたことを受け、宇都宮市においても「帰国者・接触者相談センター」という部署が市保健所内に設置されたことが、2月12日付けで医師会より「新型コロナウイルス感染症への対応について」という案内が来ました。その内容のうち、皆さんにお知りおき頂きたい内容の要約を下記に記しますので、是非一度ご確認ください。

<要約>

次の①~③が疑わしいと思った方は医療機関をすぐに受診せず、まずは「市保健所 保健予防課」「帰国者・接触者相談センター」へお電話のうえ対処法を確認ください。
Tel:626-1114

①症状の程度を問わず発熱、咳、痰などの呼吸器症状があり、新型コロナウイルス感染症(以下COVID-19)が確定している人と接触があった方

②37.5℃以上の発熱と咳などの呼吸器症状があり、自身の症状が出る14日以内に湖北省(武漢がある省)などWHOが公表しているCOVID-19の流行が確認されている地域に行った、もしくは住んでいた方

③37.5℃以上の発熱と咳などの呼吸器症状があり、自身の症状が出る14日以内に湖北省(武漢がある省)などWHOが公表しているCOVID-19の流行が確認されている地域に行った、もしくは住んでいた、という人と接触があった方

因みに医療機関に対しては、COVID-19を疑う方が受診した際は車などで待機してもらい、市保健所へその方と直接連絡が取れるように、携帯の番号を確認のうえそれを併せて連絡すること。くれぐれも待合室(院内)では待機させないように、とあります。
(以上要約)

しかし、COVID-19の人と接触があったか?その確認自体がなかなか難しいクエスチョンとも思いますが、各自治体とも、感染拡大の阻止に色々ご対処いただいているかと思います。

TVなど感染症の専門家の話しから考えると、もはや上記のような水際対策はあまり意味をなさず、市中感染として周りに普通にあるものと捉えるべき時期に来ているようにも思います。何故なら、不顕性感染(感染しているものの発症せずに経過してしまうもの)も多いようですから、既にかかってしまっていながら感染経路は不明という人もきっと多いことと思います。

仮に発症した場合、普通の風邪やインフルエンザとの違いとして発熱期間が長い事が1つに挙げられるようですので、5日以上発熱が続き、咳などの呼吸器症状を呈する場合などもすぐに医療機関へ向かうのではなく、保健所へ相談してみてもいいのかもしれません。

手洗いや咳エチケット、そしてしっかり食事(栄養)を取り、十分な睡眠時間を確保する。睡眠不足が続くだけでも身体の免疫機能は低下します。かつてあれだけ騒いだ新型インフルエンザも今では季節性インフルエンザとして日常的に存在しているわけですから、不要に慌てず、こんな時だからこそ俗に言う健康的な日常を送るきっかけとしてみてはいかがでしょうか。

 

それにしてもはやく終息するといいですね。オリンピック、大丈夫なんだろうか…!?