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院長のひとりごと コラムcolumn

ことしの花粉症を振り返ると…(初期治療について)
掲載日:2022/04/18

4月に入りスギ花粉から今はヒノキへと変わってきました。

花粉症をお持ちに皆さん、今年はいかがでしたか?

 

今年は、ヒノキの花粉が異常に多いようで4月に入り「再び症状がひどくなった!」

ですとか「3月まで大丈夫だったのに最近鼻や目がひどい!」といった訴えをよくお聞きします。

さて、毎年恒例のスギ花粉症。かねてよりお薬による治療はお早めに❕と、よく耳にされていたのではないかと思います。

こういった、症状がひどくなる前、もしくは花粉の飛び始める前にお薬を開始する治療法を「初期治療」といいます。

 

従来、初期治療は花粉が飛び始める1週間~2週間前から服薬を開始するといい!と言われています。

 

しかし、「それっていつ❓」という疑問を私は長年抱いていました。

 

ここ宇都宮近辺は例年、3月20前後に花粉の飛散が開始となりますので、それを目安に1週間や2週間前から服薬を開始すれば初期治療の時期としては完璧だと思います。しかし、例えば今年はどうだったか!?というと、花粉は約2週間おくれて飛び始めました。その理由は気候によるもの。今年は寒さが戻り雪も降ったりしましたので、結果飛散の開始がおくれたのです。

 

もし、3月20日の2週間前から初期治療を開始していたとしたら、どうでしょう。実際の飛散に対し1ヶ月も前から初期治療を開始していたことになります。こういったことが起こり得ることから、先にのべました「服薬の開始っていつ❓」が長年のギモンだったのです。

 

花粉症の症状が出始めるのは大きく分けて2パターンありますが、その前に、「飛散の開始」の定義について触れておきましょう。

 

花粉が飛んでいるかどうかは、全国各所で計測がされています。その観測は一般にダーラム型花粉捕集器を用いて行われ、1月以降で設置されているスライドグラス上に付着するスギ花粉の数が最初に1cmあたり1個以上になった日が2日以上続くと、その地域の飛散開始日となります(公益財団法人日本アレルギー協会 花粉情報標準化委員会の定義より)。

 

よって、飛散開始日より前からチョロチョロと花粉は飛び始めているわけです。

この飛散開始日の前から、くしゃみ、水鼻、鼻づまり、目のかゆみ、のどのイガイガや痒みなど、花粉によるアレルギー症状を認め始める「高感受性」とよばれる方達と、飛散が始まった後から症状が出始める「低感受性」の2つにパターンとして分類ができます。

 

早い人は年が明けると1月中旬頃から「なんだか鼻がムズムズしてきた」といって受診されます。こういった高感受性グループの方々は、少しでも症状を感じ始めたら服薬を開始されることをお勧めしています。

 

一方、低感受性グループの方達にはテレビなどで「春一番がそろそろ吹くぞー」と言い出したら、その辺りから服薬を始めてください。とお伝えしています。暖かくなり、春一番が吹くころ、その辺りが花粉の飛散開始日と重なります(宇都宮はその1週間ほど遅くなる場合がありますが)。

 

次回は、初期治療を行った方達と、症状がひどくなってから受診された方達の違い!をお伝えしたいと思います。

(メダカの赤ちゃん早くうまれないかな~待ちくたびれちゃったよぉ~ 副院長)