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院長のひとりごと コラム- column -

本を出版しました!
更新日:2021/12/11

この度、「鼻スッキリで夜ぐっすり」という本を21年12月10日、出版させ得て頂くこととなりました。
今回はここに至るまでを振り返ってみたいと思います。

丁度1年ほど前、私が現在学んでいる医療経営大学というコミュニティーの合宿でのこと。
ある先生が、本を出版されたことを知り、そこに至る思いなどをお聞きし、思わず「自分でも本を書いてみよう!」と即決したのでした。
実はこれには伏線があり、さらに遡ること数年前…
当時、当院のコンサルティングをお願いしていた担当者は、私の睡眠に対する思いなどをよく聞いていたので、「先生の思いを広く知ってもらうためには本を書いてみたらどうか⁉」と勧めてくれました。その当時は、本を書くには何をどうしたらいいか?などイメージがなかなかわかず、そのうち書けるといいな!といったことを話した記憶があります。
この会話は私の頭のどこかに残っていたのだろうと思います。話しは戻り、合宿での本の話しを聞いて、本を出版する方法を知っている人を紹介してもらえばいいんだ!と今回は出版した人を目の前にして、自身が本を出すことを十分にイメージできたのでした。

合宿のその日のうちに出版社の方を紹介してもらい、Zoomで詳細を伺い、年が明けていよいよスタートとなりました。
本ができるまでの経過を簡単にお伝えすると、5回ほど、本の材料となる内容につき私が資料をもとに説明・解説をしていきます。そしてその内容をライターさんがまとめてくれて、原案となる本のベースが出来上がります。私がそれに訂正を加えていき、まとめたものが初校となります。この間に図表についても、載せる数や内容を打ち合わせながら本文の更なる修正を行い、再校と念校まで行い(念校とは字のごとく念のためなので、必ずここまで行うわけではないようです)、この度の出版にこぎつけました。

初校~再校までの期間はかなりタイトで、特に再校は2日ほどの期限をきられており、他の仕事を横においてこちらを優先させる必要がありました。
丁度、依頼いただいてた講演の時期にぶつかり、講演スライドの作成もしなければならず、時間のやりくりを要しましたが、なんとかなったことを思うと、相変わらず私は「尻に火がつかないと腰があがらない」なまけもの体質のようで、今回もひそかに反省するのでした(笑)。

肝心な本の内容ですが、耳鼻科医である私が睡眠医療に関わるなかで、最も重要視しているのは「鼻呼吸」です。
鼻呼吸が障害されると、それだけで眠りの質は低下してしまいます。こういった鼻呼吸について、その役割や必要性を解説しています。
また、スマホのない世の中はもはや存在しないほどのデジタル社会において、寝る前や布団の中でスマホ操作をしている人が大変多く見られます。これもまた眠りの質を落としたり、寝つきを悪くして不眠の原因となってしまう場合もあります。
それにより、慢性的な睡眠不足に陥ることを「睡眠負債」と言います。その睡眠負債の原因として、遅くまでスマホ操作をしていることによる睡眠衛生の乱れがあるのです。
こういった睡眠衛生や睡眠負債にも触れ、今や世の認識が高くなった「睡眠時無呼吸」についても検査や治療についてお伝えしています。

このほか、慢性上咽頭炎という病態により、様々な不調を訴える方が実は多くいらっしゃいます。この不調により実は眠りの質を悪くしており、寝つきや夜中に目が覚める、寝た気がしないなどといったことに無意識のうちに関与していることもよく見られるのです。これに対し上咽頭擦過療法という処置の治療は眠りを含め不調を軽快させてくれる可能性を強く秘めています。
これらのことを症例を交え、また家庭で出来る鼻呼吸の民間療法や生活の注意点など幅広くお伝えしています。

普段、おろそかになりがちな「睡眠」にちょっとだけ意識が向き、昼間当たり前の活動が当たり前に過ごせるためにも、ご自身の睡眠を見直すきっかけとなってくれたら!という思いで書いてみました📔

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